テレビ、新聞などの報道で、大阪府橋下(はしもと)知事が打ち出した「財政再建問題」についてはご存じかと思います。この再建案では、「先天性代謝異常等検査事業費」を平成20年度から「全額削減」することにしています。したがって、これが認められると大阪府(大阪市、堺市をのぞく)では新生児マス・スクリーニングが廃止されることになります。  この動きを受けてPKU親の会連絡協議会は、地域の会・関西と連携をとり今後も新生児マス・スクリーニングを継続することを求めています。 1 橋下知事宛に4月24日、PKU親の会・関西とPKU親の会協議会の連名で要望書を提出しました。 2 同じく4月28日、PKU親の会連絡協議会として別掲の要望書を提出しました。  また、日本小児科学会、日本小児保健協会、日本小児科医会、日本マス・スクリーニング学会も連名で、橋下知事宛に以下のような意見書(4月25日付)を提出しました。 【学会等の意見書】 先天性代謝異常等検査事業の廃止に反対します 科学的に確立したすべての出世児を対象としたスクリーニングと治療法により、確実に予防できる先天性代謝異常症およびクレチン症等の検査事業予算を全廃することは、少子化の進展したわが国において出生してくる子どもの尊い生命が健やかに育まれることや府民の生命の尊厳と生活を著しく侵すものであり、断固反対します。 もし大阪で新生児マス・スクリーニングが廃止されることになると、今後は財政難を理由に全国の各自治体に同様の動きが広がる可能性が大きく、ことは大阪だけの問題ではありません。皆さんの自治体でも明日にでも起こる問題です。PKUの患者・家族である私たちが新生児マス・スクリーニングの重要性を一番良く理解しています。検査事業継続を切望する皆さん一人ひとりの声を橋本知事にメールで訴えていただくことをお願いします。 橋下知事の公聴メールアドレス https://www3.shinsei.pref.osaka.jp/ers/Uketuke/Form.do?tetudukiId=2008040001 知事あてのメールが送信できない場合は、以下のアドレスに意見をお願いします。 健康福祉部保健医療室健康つくり課母子グループ宛でお願いします。 フェニルケトン尿症親の会・○○ 代表(会長) ×× × iryotaisaku@sbox.pref.osaka.lg.jp